こんなこと、あんなこと

大学時代の馴染みの店2013.1.26

백강 문정사랑 2013. 10. 3. 11:04

母校の大学の近くに


おいしいうどん屋さんがある。




うどんといえば「讃岐うどん」で


香川県こそがその本場のはずなんだけど


徳島は近いせいなのか


結構どこのお店も「うどん」はいける。




特に私が通っていた大学のそばにあった


小さなうどん屋さんの手打ちうどんは


とてもおいしくて、学生時代に友人立ちとよく通った。



今もお店をあけていることは


毎年帰省して店の前を通るたびに


分かっていたのだけど


行ってみると「休み」だったりで


韓国に嫁に行ってから一度も入ったことがなかった。




徳島城博物館を見学したあと


もしかして開いてるかなと、お店に寄ってみた。



このお店はすごく流行ってて、


お昼時は、いつも誰かが待ってたはずだ。




今は、学生たちは冬休み中だからそうなのか


昼時でも空いた席がたくさんあった。




子供たちと夫が注文したのは


牛肉たっぷり肉うどん






ソウルの教育ママ




 


ソウルの教育ママ





 

私は学生時代に良く食べた


ハイカラうどん



うえに「天かす」がのってるわかめうどんです。




ソウルの教育ママ



 


ソウルの教育ママ



 

ここの手打ちうどんは、なんとも細さがちょうどいい。


 子供たちも夫も


 「うまい!」とどんどん食べる。



  そーでしょ そーでしょ


  ちゃんとした「うどん」ってすごくおいしいんだよ!



  うちの夫はよく「うどんなんか食わせて!」と

   

  うどんを馬鹿にしたり

 

  うどんを嫌ったり


  「こんなのたかが小麦粉料理じゃないか」とか


  散々卑下した。


  私も忘れてないし、きっと「うどん」も忘れてないぞ!


 


   だって、彼ら韓国人は


  「おいしいうどん」なんて、ほとんど知らないから。



  日本では食欲がないねえとか


  風邪気味だねえとかいうと


  「じゃあ、うどんぐらいで」という話になりますが


  うちの夫の育ったところでは(韓国の超ド田舎!)


  そういう状態の人が「小麦粉モン」を食べることは


  ありえないらしくて


  私は風邪が治りかけの子供に


  「うどん」を食べさせた!ひどい母親だということで


  「母親の資格がない!」とまで言われたことがあるぞ


  夫に!



  「うどん」に限らず


  「カレー」とかも


   なにしろ韓国では韓国料理にばっかり力がはいってて


  外来の料理をおいしく自国流にアレンジして食べてみよう!


  という試みが少ない。



   だから「カレー」もうちの夫は


  「カレー」なんか と卑下します!


  ひどい! 


  カレーもうどんもおいしく作ろうとおもったら結構大変なのに。



  あんたのそのへんな先入観こそが


  メシをまずくしてるんや!


  この田舎モンが!


  と何回言ったか分からんな。



 
ソウルの教育ママ



   私は「この繁盛店」のテーブルを


   二つ占領して食べるということが


   すごーく申し訳なくて


   奥さんに


  「ひとつのテーブルで結構ですよ」と何度も言ったのですが


  「大丈夫、大丈夫、ゆっくりすわって食べてください」と


   席を大人と子供に分けてくれた。



   忙しすぎるこの店で


  大学時代、


  私はこの奥さんと


  世間話なんか一度もしたことなかったのだけど


  たまたまちょっとお客さんも少なかったこともあって


  「私、大学時代、週一回くらいは、ここに来てたんですよ。

 

   すごくおいしかったから。


  今は、海外で結婚してて


 

  今は、帰省して徳島にいるんですけど


   また食べにこられて嬉しいです」と言った。



   奥さんはとても喜んでくれて


  「まあ、そうなの!それはどうもありがとう。」



  その話を小耳にはさんだカウンター席のお客が


  ちらりちらりとこちらを見た。


  冬休み中でも、用があって大学に出てきてる教授のようだったけど


  知った顔ではなかった。



   もう私が教えてもらった先生の名前を出しても


  「あっ!数年前に退官なさいましたよ」ばっかだ。



  

  右隣のテーブルには、年配のご夫婦が食べに来ていた。


  奥さんと話している内容からしてこちらも常連さんらしい。



   うちの夫に


  「私たちもさ、年とって、


   二人暮しになってて


   お昼ごはんに冷蔵庫になんにもなかったら


   こういうお店にちょこっと食べに来ようよ」


   と言った。



  うどんやの奥さんにもうちの子たちと


  似た年齢の孫がいるそうで


  うちの子たちの年齢を聞いて


  「えっ!こんあに大きいの?」


  と驚いていた。


  うちの子は韓国でも大きいほうなので

  

  日本で見たらびっくりかもしれません。とくに長男。



  ここのおうどんがとってもおいしかったらしく

 

  うちの子達は


  「また日本に行ったら行きたい」お店に


  なったようです。



  20年前に行きつけてた店がまだあるって


  嬉しいモンです。