こんなこと、あんなこと

アジュンマには性別がない?2013.3.15

백강 문정사랑 2013. 10. 5. 12:14

韓国の笑い話で


 「韓国には性別が三つある。


 一つは男、一つは女、そしてもう一つはアジュンマだ。」


 というのがあります。


 つまりアジュンマ(オバサン)は


 もう女ではないという意味です。



  日本の場合は、「女→男」のコースではなく


  「オカマ」というもうかなり前から


  社会で認知された立場あって


  「ユニセックスの人」の存在を目にするのですが


  韓国では日本みたいに


  女装した男性が、ふつーにテレビに出てきません。




  昔、『ハリス」という飛びぬけ美しいユニセックス人が


  韓国のメディアにも出てましたが、


  あのあとその間口が


  広がったかというとそうでもなく


  、『あの人は美しさが特別だった」みたいな感じ。




  ですから、まあ韓国でユニセックスな存在の代表というと


  この『アジュンマ』を指すのかな?と。



  まあ、それで、自分も『アジュンマ」と呼ばれる世代になってみて


  思うのですが


  自分の『女性性」って


  別に加齢とともに消えたりしないわけです。



  変化はありますし、女性ホルモンが減少したりは


 するのでしょうが、別に『女じゃなくなっていく」と


 自覚しているわけじゃない。



  しかし世間様が『女性らしい」と思っている要素が


  加齢とともに減少していくので


  たとえば

  

  ●みずみずしい肌


  ●くびれたウエスト


  みたいな目にみえる『女性性」だけじゃなくて


  精神的にも、


  年齢とともに「経験値」が増えるので


  「わっ!こんなのはじめて~!!」と


  うれしがれずに



  つい、


  「ここって前も来たわよね、、、、」と薀蓄を述べたり


  『声が太くなったり、大きくなったり」したり、、、


  ますます一般的に考える、男性がこうであってほしいという

 

  『女性性」が減ったように見える。




  それで、世間様からの扱いがどんどん


  「もう、あれは女じゃネーだろ」になってくる



  という哀愁を


  抱えているのが、アジュンマではないかと


   おものです。



  じゃあ、アジュンマがアジュンマになって

 

  ああ、良かった、もうカッコとか気にしなくてもいいもんね


  楽チン楽チン!と自分で思ってるのかというと


  全然そうじゃなくて、いつまでたっても


  「どう見られるか」勝負から降りられず


  あいも変わらず、「美しくなるには」に


  向かっているからこそ、


  この韓国のアジュンマたちは


  全国どこにいっても「ぱりっと」しているという長所もあります。




  風呂屋にいっても「落ちない」刺青メイクで


  眉とアイラインを書いてある人、


  人によっては唇の色まで入れているので


  入浴以前と、入浴中を比べて


  『肌の色」にしか


  違いがないという人もいたりする。




  見た目でそこまで追求できる頭があるなら、


  「自己ベスト」と比べて


  どうしたって落ちざるを得ない『美の競争」を


   冷静にやってみた場合


  それって、嬉しくなる材料なんか残ってないはず。


  自分に目隠しする以外には。



  「昔きれいだった人」ほど


 この手のひらを返したような『アジュンマ扱い」に耐えられず


  生きていくのがイヤになるのではないかと思います。



 加齢は誰にでもくるので


 ばーさんになるのは、当然のことなのですが


  受け取る心の準備ができてないというか。




  ある程度以上の年齢の韓国女性に多発する『ファッピョン」


  『怒り病」という病があります。


  心のなかに溜まったストレスが


  体に不調を起こすくらいはっきりした形で見られる状態です。



 


  なにか調子が悪くて病院に行って


  『ファッピョン」です。


  と医者にいわれると


  本人も、「ああ、そうか」と大体が納得するくらい


  自分の心の中に、『怒り」を溜めていることを


  本人も認めたりします。



  夫はそんな妻の状態に関して


 まさか『自分が原因になってる」とは思いもよらず


 経済力のある人は


 妻にまとまったお金渡して


 『好きなもん買えよ」とか


 「旅行にでも行ってきたら」とか


 で解決しようとしますが


 妻のホントの不調の原因は別のところにあったりするので


  一時的な解決にしかなりません。



  もう思いっきり単純に言っちゃうと


 奥さんは旦那さんに『愛されたい」し


  「女扱い」されたいのだと思います。



 旦那さんだって、妻を愛したい。


 でもなんか妻の顔みると、『萎えちゃって」


  外に『僕のパラダイス」を探しにでたりして。


 


  「がっつり」と妻が満足してたら、


  韓国のアジュンマたちがあんな『不幸そうな顔」してない。


  「子どもの教育と夫の昇進」にだけ


  関心をもって、バランス崩すほど熱入れたりしない。


  んじゃないかと、私なんか思うんですね。


 


  しかしもうほとんどアジュンマが


  『性別がない」扱いをされてるわけで


  じゃあ夫以外の男性が、


  アジュンマを『女扱い」してくれる社会で


  通りすがりに、道端の男性が


  口笛でも吹くようなとこならいいんですけど


  社会的に「道徳的に問題がある」が


  まかり通ってて


  まあ、日本と似てますね。その辺は。




  どっちにしても


  自分の『性」を抑圧して、見えないようにして


  考えないようにしていることが


  結局は問題を生んでいるのではないかと思います。


  男性も女性も。




  結婚した女性を「アジュンマ」という枠にいれて


  「もう女じゃないよ!」と

  

  言ってるのは

  

  本当は男性たちがその『女性性」を


  恐れているからではないかと、思います。


  韓国社会はあまり『女性性」を尊重しないように見えますが

  

  結局はそのことによって

 

  社会全体が


  『女性性」から大きな復讐をうけているのだと思います。 

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