これが5.6年生の衣装。
衣装は貸衣装屋から料金学校負担で借りてあげるというとだった。
曲一曲決めるのにもすったもんだしていたので、衣装なんか決めさせた日には、もう収集がつかないだろうと
私が決めた。 3年生には魔女の衣装(これは父兄と他の学生達に好評だった)
しかし問題は5.6年生用にかりた着物まがいの衣装だった。
到着した衣装をあけてみたとたん学生の不満爆発!
「なにーこれ」
「くらーい」
「やすっぽい」
「きたくなーい」
「なんでこんなの選んだの 先生」
私だってこんな衣装が来るとは思ってなかったよ。
でももう時間がなくて交換もできない。
「みんなでそろって着たらそれなりに迫力があって綺麗なのよ!」で押し通した。
これは実は着せるのも大変で、しかも彼女達は薄く化粧をしている。
化粧道具の調達から、サイズあわせのため、常に針と糸と安全ピンをもって
学生達の脇や袖やすそをちくちくと留めていた。
なんでこんなに手間が掛かるんだ!
学芸会ってものがこんなに大変なら、どうしてこんなに急なんだよ。
返却も数をしっかりそろえて業者に返さないといけないのに
だれかが魔女の帽子を一つ持っていってしまった!!うがー!!
魔女のほうは着せるのにも脱がせるのにも手が掛からんが
帽子というアイテムがくっついていると言うのがみそだった。
絶対来年は小物つきの衣装は借りんぞ!
なんとかみつけたけど、二日にわたる学芸会が終わったとき
もう私はよれよれだった。死にそう。
そして終了したその日に私のおごりでピザを買ってきて
学生達に食べさせて、中国広州に出発した。
ものすごく大変で、学生達の中で小競り合いがいくつかあって
泣いちゃう子もいたし怒ってすねてしまう子もいた。
思い出づくりという目的ならばこんなにいい思い出づくりはないのだけど
経過がすごすぎる。
学芸会の裏方さんはすごく大変なのである。