こんにちは、震災以来、明るいニュースがより輝いて見えるようになりませんか?
先日韓国全羅北道 全州で国際結婚の結婚式がありました。
新郎が韓国人 新婦が日本人の韓日カップルです。
新婦のご親戚が40人ほど横浜から來韓する予定でした。
先日の震災の影響でどうなることかと思いましたが
みなさま無事いらっしゃいました。
二人は4年前カナダで知り合いました。
何年かの恋愛期間を経て、結婚という形を選択しました。
日本のご両親はお嬢さんがカナダに発ったときから
国際結婚の可能性は意識していたそうです。
また彼女も早い時期から
ご両親に韓国人の彼のことを報告していました。
それに対して韓国人の彼は、小学校の校長先生であるお父上に
なかなか日本人の彼女のことを持ち出せずか、持ち出さず、
また韓国のご両親もご子息を海外に送りながらも
「息子が国際結婚するかも」という考えは頭になかったそうです。
先日一緒に食事をしながら教えて頂きました。
この違いは興味深かったですね。
韓国の結婚式は普通主礼といって日本で言えば仲人役のような男性を立てます。
新郎の恩師であったり、上司だったり、地域の名詞だったり、それなりの方が立たれます。
その主礼の進行で婚姻の宣言のようなものをするのですが、
今回の結婚式には主礼が立たず、新郎のお父上自らその役割をされました。
「婚姻宣言文」というものを父上が読み上げられたのですが
そのあと徳談(トクタム)、これから夫婦になる二人に心構えのようなものを述べてくださるわけです。
私はこの婚姻宣言文と徳談の部分をマイクの前で通訳して欲しいということで
父上に呼ばれて参席しました。
話はちょっと本筋からそれますが、こういうスタイルの通訳は逐次通訳といいます。
このブログの共同メンバーのマキさんは同時通訳もかなりこなしています。
逐次通訳とは、スピーカーが言ったことをあるまとまりで切って 通訳する方法で、
同時通訳はスピーカーの発言をその場でどんどん変換していく方法ですね。
私は同時通訳の経験はありません。
同時通訳者のマキさんにどっちが難しいか聞いたところ
同時通訳は向き不向きがあるのと、
慣れれば同時通訳はそう難しくないともいえると(マキさんにとってはですが)
逐次通訳のほうがむずかしい時もあるそうです。
それで今回のように呼ばれて通訳してほしいと言われた場合、
「原稿とか、書き付けたものがあったら頂きたい、参考にして準備しておくので」と
お願いしますが、韓国人にこれをお願いしても
「簡単なことしか言わないから」とか
「短くするから」とか言われて、その場と成り行きに任せて進行することが多いです。
ご自分にとっては簡単でも、初対面の私にはあなたのボキャブラリーは予想外ですー!!
100%心配なく乗り切れるのは夫の講義の通訳くらいなんですが。
といいたいところを堪えて
にっこり笑って度胸で勝負してきたというのが、実情です。
私も別に通訳の特別な訓練を受けたわけではありませんから。
しかしさすが校長先生、お話が上手。
短くキレイに徳談をまとめてくださって、その場で書き付けた私もちゃんと訳すことができました。
父上が日本のご親族にどうしても伝えたかったのが
「今回の日本の震災に私達も非常に心を痛めている。
どうか日本が以前のように元気な姿に戻ることを心から願っている。
こんな状況の中、ここまで来てくださったことに心から感謝する。」
というメッセージでした。
父上は日本からの参席者に御起立を促し、会場から拍手が起こりました。
なんか大変なときに結婚式になってしまったけど
私は韓国で12年住みながらこれほど韓日関係が良かった時期あったかしら。
こんな時期に結婚式をあげるなんて、この二人の未来は明るい!!
二人の恋愛期間のスナップ映像がスクリーン上映されました。
ほとんどがカナダやイギリスで撮った写真。
新婦のHちゃんは、背が高く体もしっかりしているので
サングラスをかけてしまうと「現地のコ」。
韓国語だってその気になればすぐ覚えてしまうでしょう。
姿勢のいい、明るい、気持ちのいい素敵なお嬢さんでした。
それを裏づけするように、日本からいらしたご親族の方々
特にご両親、皆様とても気持ちのいい方たちでした。
呼んで頂いて、ありがたかったです。
Hちゃん。お幸せにね。
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