韓国の葬式は三日間です。
なにしろ大昔は父親が亡くなったら3年喪に服せの国ですからね
これでも簡略化されたということです。
2年前に義父が急に亡くなりまして
私は韓国の田舎の葬祭場で3日を過ごしました。
昼夜なく訪れる弔問客の応対にくたびれたという記憶だけがいまだに生々しい。
韓国でも葬式は最近葬祭場でやります。
昔は家庭でやってましたが、最近は駐車場も必要、
食器も家庭にそんなにたくさん揃ってないということで、外注です。
うちの町にはたった一つだけ総合病院があります。
その横に付属葬祭場があるのですが、
独占させまい?という意気込みか、
次々とたくさん葬祭場ができて
こっちも
名前は「コインドル葬祭場」
そのうち、「うなぎ葬祭場」もできるかもしれません。
3日間弔問客の挨拶を受けた後、
家族は遺体を安置したお部屋に通されます。
そこで専門の技師さんが、遺体に最後のお清めをしてくださり
白い布でぐるぐる巻きにしていきます。
遺体はミイラ状態になります。
なぜ遺体を縛るのか?ということについて親戚に聞くと
「死者が苦しまないためだ」という答えが返ってきました。
技師さんはお医者さんのような白衣を被り、マスクをしていました。
義父の最後に手を入れてくださった方は、めがねを掛けた
40代くらいの誠実そうな技師さんでした。
私は彼がぐるぐる巻きにしているのを見て
「遺体が損傷していたらどうするんだろうか?」 という疑問が。
そんなことを考えたのはこの本のせいです。
「遺品整理屋は見た!」
これは「遺品整理屋」というお仕事をお持ちの方が書いた本ですが
ここに孤独死して放置された遺体の状態が、詳しく書かれていました。
著者が人間的に高潔で、文章の格調が高いので
そういう記述すら、なにか神々しいものを感じますが、
とにかく時間の経った遺体というものは凄いらしい。
韓国は実は、すごく独居老人の多い国です。
親孝行の国というイメージが強くて意外かもしれませんが。
私の義母は幸い兄夫婦と同居ですが
義母の近所には独居のおばあさん達がたくさんいます。
皆さん携帯電話必須で毎日息子娘が安否確認しているようですが。
彼らがもし亡くなって、何日もそのままで
それでここに運び込まれたら、やはり「巻き巻き」するのかしら?
聞いてみました。
「あのー 遺体が放置されて、扱えない場合ってどうなさるんですか?」
「いやー自分はまだ、そういうご遺体って、お目にかかったことがないですね。
ここはまだ、そこまで人と人の絆が切れてないみたいで、
そこまでのことって起こってないみたいで。」
というお答えでした。
そうかあ まだ大丈夫か。
できればそんな状態の最後はご家族も見たくないよね。
まあ、なんでそんなこと思い出したのかっていうと、、、
今朝うちの庭に、ねずみのご遺体が、、、、 それも何日か放置されてたらしく、
動かしたら、、、、、 もうこの辺で辞めときましょう!
ひとりで見ちゃったのがショックだったので、ここにばらしたのでした。ヾ(@°▽°@)ノ(えみこ)
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