えみこ書評(2010年以降)

幸せも不幸もないんですよ2012.7.12

백강 문정사랑 2013. 9. 26. 09:59

 また今日も本の紹介


  「幸も不幸もないんですよ」

   -人に、お金に、運に好かれる法則ー     小林正観  

   著者の小林正観さんは

幸も不幸もないんですよ/マキノ出版
¥1,500
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   2011年10月に62歳で


   亡くなられたそうです。


  この本にも書かれていました。


  2009年に入院し、命が危ない時期があったと。


  

  小林正観さんといえば


  小林さんの本はたくさんでていまして


   

宇宙を味方にする方程式/致知出版社
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「そ・わ・か」の法則/サンマーク出版
¥1,575
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   その中に書かれていることには

 

   重なっていることも結構あるのですが


   それでもなんとなく


   「また読みたい」となってしまう本でした。



  なぜかというと


  この方の話、笑えるんですね。


  笑って、笑って、なんか肩の力が抜けてるんです。


  駄洒落が多いんです。


  この方の話には。


  だって、いつも「どうやって笑ってもらおうか?」を

 

  一生懸命考えていたそうですから。


  たしか一生懸命やってたのは、それだけ!だったと


  おっしゃってたような、、、

  


  基本的に「こうしてはいけない」という話はなくて


  「こうしたら楽しいことがおこるかも」の話です。




   私はスピ系の話が好きなので


  「それで?それで?」


  「うん、うん、そういうことってあると思う!」


  という感覚で


  すぐに「実際にやってみようー!」となります。



   「ありがとう」をたくさん言ってみよう!も


   「トイレ掃除」も。



    小林さんは


  「頼まれごとは引き受けていこう」ということを


  あちこちで言ってたのですが


  そうすると


  「お金を貸して!」という人が現れてきたそうです!


  うわー!!



   

 「自分は理系頭の非常に現実的な人間である」と


  常におっしゃってた小林さんは


  「お金を貸して欲しい人は


  私に用があるのではなくて


   お金に用があるので、


  そういうのは断ってもいい」


   と明晰に判断し、さっさとスルーします。


   精神的なことを語ってますが


  非常に地に足がついた考え方が素敵でした。



  

    「社長が自らトイレ掃除をする会社は業績が上がる」


    ようだという法則を発見した小林さんは


    試してみたい!と思い


    その会社の株を買ってみようと思ったそうです。


    株を買うのは生まれて初めての小林さん。

  


    果たして、社長がトイレ掃除をすることによって


    この会社の株価は上がるだろうか?ワクワク


     小林さんの興味はお金がもうかるか


    どうかにあるのではなく


    この仮定が合ってるのか違うのかにあります。


   


   小林さんはふと思います。


    あれ??でも!


   「自分はこの会社の社長が


   トイレ掃除を決意したことを知っている。


    その情報を知っている状態で、株価を買ってしまったら


    これって、


    インサイダー取引


    なっちゃわないかな??



   だって、自分はこの社長がトイレ掃除するって決めたという


   すごい秘密を知ってしまったのだから!」



   と思い、小林さんは


   証券会社づとめの人に確かめます。



   「わたし、ある社長が


   トイレ掃除を始めるということをしってて


   株を買うのですが、


   それってインサイダー取引になるでしょうか?」



   答えは 


   「絶対になりません!」


   だったそうです。 (笑)


   現在のところ、トイレ掃除と株価の上昇に


   因果関係が説明できないから。


   いろいろ書かれてますけど


   とにかく笑えます!   




    という感じで


   「こうすると楽しいよ」


   「こうすると人生がいい方向にまわるみたいですよ」


   の小林さんの経験則がたくさん詰め込まれています。


   この本だけでなく、どの著書にも。


  


   おそらく将来的に


   ますます人々が「精神的なもの」を求めるようになる時代


   小林さんの著書はこれからも読み継がれていくことだと思います。


   私は一人の「本好きの人」として


   小林さんの本にとても感謝しています。  合掌