夫の友人に借りたこの本を読んでみました。
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- 坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を/坂本 廣子
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小さい頃から子供を「料理」に親しませるコツ、
包丁など台所用品の安全な使い方についての
十分な説明があり
こどもに「料理」をさせてみようかな?
こどもと「料理」をつくってみようかなと
思っているかたには
とてもいい入門書になると思います。
「台所育児」っていい言葉だなあと思うのです。
ママのメイン舞台は台所
ママの舞台と子供のスペースに線を引くのも難しい
しかも子供はママのやってることを真似たがる
それならいっそ台所で育児してしまおう!
そして子供もそこで学ぶことがたくさんある!
ということで非常にやる価値がある教育だと思います。
この著者の坂本廣子さんは
この本が書かれた当時まで
神戸の幼稚園で6年幼稚園児に料理を指導してきたそうですが
「事故」らしい「事故」というのは
ほとんど起こってないそうです。
この方は本当に「実践」して来た方なので
こういう育児をしようとするとき
一番の反対勢力がなんなのかよーく分かっています
「台所育児」だけでなく「幼児教育」や「バイリンガル教育」でも
同じこと。
一番身近にいて反対するのが
「家の年寄り」!!
なのだそうです!! (←すばらしい!良くご存知!)
一番手強い相手だと表現しています!
そういう方たちは
「こどもに包丁なんかもたせて!」
と、もし子供が怪我でもしようものなら
「それみたことか!」
坂本さんの対処法は
お年寄りと一対一で対決しても疲れるだけ!
世間の風潮はこうなのだ! という世の中のトレンドなのだ!という
証拠をたくさん見せる!
そして絶対欠かせないのがパパの参画!
一緒に料理してもらえなくてもいいから
1.「外圧」といっしょになって「危ない」などと騒がないこと
2.子供の料理のほめ役に徹する
3.一品でいいから自分も得意料理をつくること
だそうです。
とにかく
「子供がそれをやるのはあたり前」という
雰囲気を家庭につくることが
第一歩!
台所育児だけのアドバイスではありませんね。
この方のいう「国際人」とは
英語がしゃべれる人ではないそうです。
なんでも食べられる人! (笑)
目指す姿は
「地球の果てでも一人遊びできる子」
だそうです (笑)
著者個人の体験談が面白かった。
坂本さんは「台所育児」をしながら「自然食育児」です。
できる限り自然に近い材料をとって、手作りの味を目指しています。
昆布やいりこを使って、
長時間つけおきしただし汁をベースにひと手間かけて料理します。
ママ友の中に、「ほぼインスタント」で
家庭生活をまわしているママがいたそうです。
その家庭は「食べるもの」よりも「着るもの」に
お金をかける家だったそうです。
そのママが坂本さんちの子供たちをみて
「お宅食べ物に気をつけてるわりには
子どもが小さいわねえ」
この言葉には坂本さんも揺れたそうです
がーん!
うちは食べものに手間も時間もかけてるのに、、、
確かに料理に手間も時間もかけてないあの家の子のほうが大きい、、ぐぐっ。
しかし! すごいことが起こりました
これってほんとに作り話じゃないの?? と思うようなことが!
なんと坂本さんちの子が中一の時
通り魔に襲われたそうです!!
ええっー!!
二人組の他校の中学生に
頭をビンで殴られて病院に担ぎ込まれました!!
レントゲン写真をみたお医者さんは
「こんな立派な骨をみたのはひさしぶり。
このおかげで大怪我にならなかったのですよ
打撲傷だけです」
ミネラル類は毎日の食事から骨に蓄積していくので
「目にはみえない」ものです。
まさかこんなことがなければ、
ここまではっきりとは分からなかったのですが
この一件から坂本さんは
「ちゃんと食べさせておいてほんとうに良かった」
と胸をなでおろしたそうです。
毎日の食事は
「見えないものを作っているのだ」
という確信を更に強くしたそうです。
その後「インスタント食事家庭」の子供よりも
坂本さんのお子さんのほうが背も大きくなったそうですし。
ということでした。
同じ出版社からでているこれもそそられます。
- ごはんですよ おもちですよ (かこさとしのたべものえほん)/かこ さとし
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全10冊セット 一冊2000円
絵本としては高価な方だと思いますが
作者がなにしろあの「かこさとし」です。
この人の書いたものをただの「絵本」と言っていいのか?
これなんかは一冊が百科事典ですからね
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