私には時々、一緒にご飯を食べたり
遊びにいったりする異性の知り合いが数人います。
もちろん韓国でそれをやる相手は
韓国人なんで
日本では日本人です。
夫公認なので
ぜーんぶ大変年齢の高い方たちばかりです。
”おまえは、どーしてそう老人にばかり
人気がある?”と
夫は私を馬鹿にしたように笑うのですが
あんたのお許しを得て
一緒に遊びに言ったりご飯を食べようとしたら
同世代の男とこれができるか?
どうしても年齢が高くなるでしょう!!と心中で反論します。
私は男性の素敵さというのは
「年齢」とあまり関係ないと思ってます。
年齢が高くても素敵な人は素敵。
若くても、面白くない男は魅力がない。
わざわざいっしょにご飯を食べようか
時間をつくってもいいなと思う人というのは
やっぱり魅力的な人たちです。
それで当然私に払わせる気がなく
誘ってくるのですから
経済的に余裕のある人たちです。
その中のお一人はお坊さんです。
このお坊さんはえらく国際的に動き回る人で
昨日から台湾だそうです。
来月はマレーシアに行くそうです。
おととい、ひょこっとうちに遊びにきました。
私が時間があったら、外に昼食に行くのですが
原稿の締め切りがあったので
うちで簡単にお茶だけ。
いつもよく「教育」の話をするのですが
私がたまたま
「あの受験前までママたちがやってる100日祈祷ってやつ
ありますでしょ。寺にママたちが押しかけて
瓦に願い事書いたり、
108回の行みたいなのやるやつ
あれってどうなんでしょ?
全然。仏の心と遠いと思うんですよ」
というと。
「ワシもそう思う。
あれこそは「自分の子供だけうまく行けば良い」という
自分勝手の権化
ワシもあれは大嫌い!
だから、わしんとこの寺では
受験祈願は一切お断り!」
「え~でもあれ、お金にはなるでしょ?
だって韓国のママたちが
一斉に押しかけてくるじゃないですか」
「そうそう、あの時期、キリスト教の教会だの聖堂だの
それから占い師のところにわんさか
しっかし、自分の子供だけが出世しても
良い大学に入っても、同時に世の中を良くすることなく
ホントに幸せになれるわけじゃない。
自分の幸せと世界の幸せはリンクしてる
この世のものはすべてが繋がってるからね」
と偉く立派な話を私一人にしてくれるので
「そういう話を、どっかのマイクの前で
トクトクとしゃべって、拍手をもらうお坊さんっていますけど
日常生活で、ふつーにこうやって
世間話に入れちゃうって
すごいですね」
と笑うと
「そう、だからうちの奥さんは
いつもがっかりしてる
あんたは良いことやってるけど
それでお金をもうけようとはしない、、、、
金になる受験祈祷も断っちゃうって」
ははは!!
このお坊さんは、なんか偉い人みたいで
李明博大統領が就任後初めて日本に行ったとき
同行したそうです。
知り合って一年くらい経つのですが
何かにつけ
「元気?」と電話をくれて
遊びに来てくれます。
どんなお店に入っても
グレーの坊主ファッションは強い!
「あら、お坊様! ちょっとまってくださいね
お席をお取りします!」とかお店の人が丁寧に言って
キリスト教信者のお店であっても
それなりの尊敬を受けて
私はこのひとにくっついて歩くと
いろんなものがスムーズに流れる。
国教が仏教であるアジアの国なんかに
行くともっと丁寧な扱いを受けるそうで
空港なんかはもう荷物も見ないで
通らせてくれるそうです。
密輸は坊主にたのめ!なんちゃって。
この人は日本の仏教界との
国際交流もさかんにやってて
わたしに
「えみこさん、仏教用語勉強してくれんか?
あれは日本人だったら誰でも知ってるっていう用語じゃないから
いくらあんたが韓国語流暢でも
あれは語彙が特別だからねえ。
いきなりすぐにとはいかんだろ?
あんたにずっとついて通訳してもらいたいから
もうちょっと専門的に勉強してくれると助かるんだけど、、、」
といってくれるありがたい人です。
ちゃんと翻訳通訳のことが分かってる人の言葉です。
私は、はいはいといいながら
あんまり仏教用語は相変わらず知りません。
お茶飲んだり、ご飯食べたりだけしています。
マレーシアには学校建設プロジェクトで行くそうです
韓国ウォンの価値が現地に比べて高いから
いまなら現地に教育施設を作れるということで。
いろんなことを教えてくれて
いろんな人に紹介してくれるという
私のとってもありがたいボーイフレンドの一人なのです。
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