郡のホールで
オペラの椿姫
韓国では一般的には
「ラ・トラビアータ」の公演がありました。
今回の同伴者は息子二人。
12歳以下不可なんですが
まあ、入れてくれます。
ほぼ満員
プリマンドンナは
ソ・ファンランさんという歌手
ソウルの音大で講師を勤めているらしい。
この人のビオレッタがすごく良かった。
椿姫は最後は病気で死ぬ役なので
最後の幕まで
元気いっぱいで歌うことはできない。
臨終間際のピアニッシモが聞かせどころ。
劇場の隅々まで、そのか細いソプラノが響いた。
うわあ、この人すごい!とびっくりした。
ナレーターはこういった
「みなさんは、韓国で最高レベルの歌手を
目の前にしています。
そして韓国最高ということは
いまや世界最高の歌手と言っても
良いレベルで韓国人歌手たちは活躍しています!」
男性たちは知らないけど
このソプラノは多分
ヨーロッパの劇場で経験をつんできた人だと思う。
以下の写真
左の男性がナレーション役とラストに登場する医者の二役をつとめた。
その右が、ビオレッタの恋人、アルフレード
そしてビオレッタをはさんで
右が、アルフレードのパパだ。
ものすご~く簡単にこの話を紹介します。
パリの高級娼婦ビオレッタ、
貴族の囲われ者だったこともあります。
パーティでアルフレッドと出会い、二人は恋におちます。
二人がパリを離れた田舎暮らしを
はじめて三ヶ月ほどたったころ
アルフレードのパパが、ビオレッタを訪ねてきます。
「うちの息子と別れてくれへんか?」
「そんなん!いやにきまっとるやろ!」
「そんなこといわんといて。
あんたが身を引いてくれたら
一家族丸ごと助かると思うて!このとおりや
大体あんた、後ろぐらい過去があるやろが
こっちゃ知っとんやで!
アルフレードが全然家に帰ってこんし
このままだったら、
アルフレードの妹の縁談もだめになる。
な、な!あんたの犠牲がすべてを救うんや!このとーり」
「そんな昔のこと言われてもなあ、、、このとおり今は
まともに生きとるし。
それに大体、あの人、私がここ出て行ったら追いかけてくるわ」
「そこはそれ、な! 方法は何ぼでもある
うまいこと言うたら、道はつくれるから!頼むって!」
とビオレッタと息子を別れさせることに成功した
アルフレードのパパ。
ビオレッタが自分を裏切ったと勘違いしたアルフレードは
パリのパーティ、人々の前で、ビオレッタを罵ります。
ビオレッタは肺病が悪化し、死の床に。
社交界の花だった過去の栄華は過ぎ去り
たった一人愛した男にも売女呼ばわりされて死んでいく自分。
そこにすべてを知ったアルフレードが駆けつけて
弱ったビオレッタの手をとります。
アルフレードが傍らにいる喜びで
一瞬気力を取り戻したかに見えたビオレッタは
彼の腕の中で息を引き取るのでした、、、、
ということで、とっても悲しい話です、、、
よよよ。
私はすご~く良かったのですが
スンギくんが退屈し始め(そんならついて来るな~!)
小声で話しかけてきます!!
ここではしゃべったらアカン!
ハンギくんは、この長丁場を長居できんと
自分で見極めたらしく
何度も売店にいっては勝手にジュースを飲んだり
お菓子を食べたりして、また戻ってをくりかえしていたそうです。
ラストにサイン会がありました。
私はちょうどソプラノ歌手の前にいたので
彼女に話しかけた。
「あの~私は日本人なんですけど」
「え!日本の方?ここに住んでるんですか?」
「はい、夫が韓国人なので。もう10年超えてますけど。
まあ、こんな田舎で、
このようなレベルの高いオペラが
聴けるなんて、まったく思ってませんでして。
今日は本当に良かったです。
特にニ幕のアルフレードのお父さんとのやり取り
あそこが良かったです。
感激しました。」
とお礼をいって帰ってきました。
いや、マジで良かったんですよ~!!
ダイジェストでしたけどね。
息子たちは
「椿姫」のあらすじだけでも
知ってくれればそれでいいやと
思い、連れて行ったのでした。
同じような気持ちで以前連れて行ったのが
モーツアルトの「魔笛」と
『フィガロの結婚」
どっちも子供たち、よくわからなかったみたいです。
でもオーケストラピットが舞台の下から
ぐぐーっとせりあがってくるのが
面白かったようです。
家に帰ると、夫がりんごをせっせと刻んでいました。
りんごジャム作るんですって。
そうかあ。そうか。
私がオペラ聴きに言ってる間にこんな良いものができてたのか。
私は家のCDの中から
「椿姫」を探してかけました。
あれから数日、ずっと家の中の音楽がこれです。
肺病で死ぬのは嫌だけど
薄幸の歌姫ビオレッタ!ああ!ドラマだわ!
としばらくCDを聴いていてふと思い出した。
たしか、、、北島マヤがガラスの仮面の一巻で
あ、これだ。
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まだマヤが中華料理屋の出前を手伝っていた頃の話。
映画館に出前し、
そこでやっている姫川歌子(亜弓さんのママ)主演の
「椿姫」という映画に見入って
出前をダメにしてしまった、、、、というエピソードがあったような、、、
ふらふらっと演技にひかれて
「そうよちょっとだけ、、ちょっとだけ、、、」といいながら
最後まで映画をみちゃって
家に帰ってお母さんに
「まったく!何をやらせてもダメなコだよ!!」と
殴られ罵られていたような、、
間違ってるでしょうか???
私の記憶には縦ロール巻き頭の歌子さんが
残っているのですが。
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