こんなこと、あんなこと

これだけはゆずれない!2011.9

백강 문정사랑 2013. 9. 9. 09:59

  今日書こうと思ったのは、


 

 タイトルにある「これだけはゆずれない!!」 

 事に関してです。




 

 実は私が勤務している小学校の担当生徒


 

 (つまり日本から移住してきて、

  韓国の教科についていけない子供たち3人)


 

  のお母さんから

  昨日電話が入りました。



 

 このお母さんは



 

 「うちの子供たちは

 

 学校で困っていないと思います」 


 

 と最初言い切った方です。




 

 私が最初学校に行ってみると



 

 子供たちは、授業中、担任に

 

  放置されているから


 

 確かに子供たちの実感としては

 

 「困っていない」かもしれない。



 

 しかし現実に

 

 現場の先生はものすごく困っているし


 

 このまままともな教育を受けられない小

 

 

 学生が間違いなく「困った状態」に陥り


 

 それを本人と家族が自覚するのは

 

 

  時間の問題だと思いました。



 

 つまりこのまま放置しておくと、

 

 

 もっとはっきり「困る」

 

 

 だろうというのが


 

  目に見えました。




 

 そのためなんとか仕事の時間をやりくりして、

 

 中間に入っているのですが、


 

 ようやく子供たちも打ち解けてくれ


 

 授業の形ができ、

 

 80分という限られた時間内でやれることが定まりつつあり


 

 このまま4ヶ月続ければそれなりの効果はありそうだ


 

 というところまで何とか形ができてきたのに、



 

 ある日

 

 この日本人のお母さんが私に電話を

 

 

 かけてきました。

 

 

 そして開口一番


 

 


 

 「子供たちが、韓国語を学習する過程で、

 

 

  日本人の先生なんか入って日本語使ったら


 

 子供たちの韓国語の学習の妨げに

 

 

 なるんじゃないかと


 

   不安です。」



 

 


 

 私は

 

むちゃくちゃ頭にきて

 

 ヽ(`Д´)ノ


 

 「学校にあの日本人の先生要らないから

 

 

  辞めさせてくれっていってくれたら、


 

  今すぐ今日からでも辞めてさしあげますよ!!」




 

 と電話口で怒鳴りました。



 

 はあー このお母さん、

 

 

 ホントにホントに子供が学校でどういう生活してるのか


 

 ぜんっぜんっ分かってないということが


 

 さらにわかって力が抜けました。

 

 

  わかってたんですけどね。


 

 7人の子持ちだということで、

 

 

 教育に細かく

 

 神経を使ってもらうことも難しいだろうと思い


 

 何も言わなかったんですが、。

 

 

 

  せめて邪魔すんな!!


 

 

 

 

  腹から怒鳴ると脱力するんですね、、、、、

 

 



 

  このお母さんは


 

  「自分は韓国語もできないし、

 

 

   周りの人から

 

 

  村の人たちと仲良くしろっていわれても


 

  韓国人と付き合うのはちょっとしんどくて

 

  日本人ならともかく、、

 

 

  日本から来てまだ、間が無くて、」


 

  とおっしゃいます。




 

 ただの一人身の人の日本からのお引越しなら


 

 「そりゃそうですよねー 

 

 

  ほんとに大変ですよね


 

  ぼちぼちなれていきましょーねー」 

 

  位のことをいうのですが。



 

 自分の子供を三人とも


 

 その「全く韓国語が分からない状態」で


 

 「韓国の小学校」に

 

 

  イキナリ放り込んでおいて


 

  子供だけが教室で一人

 

 

  荒波にもまれているわけです。

 

 

 

  結果、小学校の先生のほうから 

 

 

  「もうだめ死ぬ」 という声が上がって


 

  こうして外部からの手を入れようと

 

  

  無理やりにでも

 

 

  わたしをつれてきたわけです。



 

 自分だけ、

 

 

  「韓国語が分からないから、、云々」 


 

  といって

 

 

 逃げるのはやめてもらいましょう!!


 

 あんた自分の子、自分で産んだんだろ

 

 

 、落とし前つけなよ!!

 

 


 

鷹揚な私も(?)

 

 

ここだけは絶対にゆずれない!!


 

 子供が学校でしんどい思いを

 

 

 しているんだから。


 

 あんた母親だろ、

 

 

 母親ってのは生みっぱなしじゃダメなんだよ。


 

 自分は家で韓国人と触れ合わずにいて、

 

 

 子供だけ、毎日韓国人だらけの学校に通わせるの?

 

 

 


 

 いっしょに通ったらどう? 

 

 

 そしたらちょっとは現実見えるよ。


 

 

 お母さんに、

 

 

 そのことを自分から言えなくて


 

 全部自分たちで抱え込んで、


 

 「こういうもんだ」と

 

 

 思って処理していたのです、子供たちは。



 

 「昨日、学校で

 

 

 かばんの中の牛乳が裂けたってこと、


 

 それで先生に怒られてってこと、

 

 

 長男さん 言わなかったですか?」


 

 「聞いたような、、、

 

 

  なんか言ってた様な、、、」





 

 韓国の教科書は

 

 

 アジア一難しいと言われていて


 

 教育課程自体も、

 

 

 以前よりいっそう難しくなっていること。


 

 韓国のお母さんたちは、

 

 

 学校に上がる前に、

 

 

 子供たちに相当教えてから就学期を迎えること。

 

 

 


 

 日本の小学校の先生の奉仕度を

 

 

 韓国の小学校の先生に期待するのは難しいこと。


 

 母親がここまでやるの線引きが、

 

 

 日本と韓国ではだいぶ違うこと


 

 つまりここではすべてにおいて

 

 

「準備」がないと


 

 いろいろ子供も母親も大変なんだという

 

 

 

 韓国の教育事情を、説明しました。





 

 韓国語でも、数字を数えるときに

 

 「いち、に、さん」で読む方法と 

 

 

 「ひとつ、ふたつ、、みっつ」で読む方法があるのですが


 

 この後者の方法が、 20、30、40 と続きます。


 

 20を 「はたち」と読むようなもんでですが


 

 とにかく 97 とかでも そういう固有数の読み方がありまして


 

 現在小学一年生の数学でそういうことをやってます。



 

  67を ( ユクシップチル ・  イエースンイルゴ) 


 

  と両方の書き方で表記することをならっています。


 

 

     1(いち・ひとつ)みたなもんです。



 

  算数でも絶対国語が必要なんです。


 

 

 また、 2は3より (小さい・大きい)

 

 どちらかに丸をつけるなどの問題もあります。


 

 「より」 という比較概念と 

 

 韓国語分かってないとこれも出来ません。


 

 

 11 、14、 17、 ■ 、 23、 ■ 、 29 、 32



 

 などの三とびの問題があったとします。


 

 これも プラス3の計算が出来なくても


 

 実物で丸をかいたり、100玉そろばんを使ったりして


 

 正解を導き出すことが出来ますが


 

 

 これを先生が子供に分からせようとすると、一般的には


 

 「ことば」で説明します。

 

 

 (実物を持ってくる先生はかなり熱心なほうだと思います。)


 

 

 「いくつずつ増えてる?」 

 

 

 「これとこれを比べてみるとどっちがいくつ大きい?」



 

 概念は簡単なのですが、

 

 

 それを説明するのにどうしても「ことば」というものが


 

 必要で、それが使えない、伝わらないということに



 

 先生たちがものすごいストレスを感じているのだ、


 

 ということが、現場で具体的に分かりました。

 

 

 



 

 また、韓国で教育している私にとっては

 

 

 

 この三とびの概念が簡単だと思いますが


 

 日本の小学校の就学前に、これを子供に理解させるのは


 

 いわゆる

 

 

「教育熱心なお母さん」だそうです。


 

 そういう国レベルの差もあります。

 




 

 そのあたりのこと


 

 また、国語の教科書の学習内容に

 

 

 韓国の昔話がよく登場し


 

 そこにでてくる昔の家財道具(石臼だとか杵とか)だの


 

 昔の役人の名称(お代官様みたいな、)


 

 あと旅人とか浪人とか、

 

 

 普通の生活では聞かない言葉がぞろぞろ



 

 つまり韓国人の子供でも、生活のなかで学べず


 

 親から絵本を読んでもらったり、

 

 

 テレビでみたりして後付で学習する内容が


 

 ものすごく多いから、

 

 

 日本からイキナリ来た子供には

 

 

 不理解なことが多いのだということ。



 

 昔のような詰め込み式ならともかく、

 

 

 いまや学習内容を理解して、

 

 

 発表しましょう中心の授業だから


 

 どうしても授業中

 

 

 「ついていけないこ」には

 

 

 やることがなくなるのだなどどいうことを


 

 説明しました。



 

 だから


 

 「子供だからそのうちなんとかなるだろう」では


 

  あまりにも子供に負担が大きくて

 

 

  子供がが可哀想なんだ!!



 

  現在子供たち全員が

 

 

  進級できるかどうかも分からないし


 

  一学年どころか、

 

 

  もっとさげて勉強させないと

 

 

 ついていけないという可能性があることも話しました。

 

 



 

 また、私が子供たちに「今日の学習内容」を聞いて


 

 「これは分かったがこれは分かってない」

 

 

  を担任たちに伝えていくと


 

 先生の態度に変化がでてきて 



 

 「この部分を

 

  えみこ先生が補ってあげてください」というような


 

  細かく詳しいヘルプも出てき始めました。



 

  「子供たち何が分かってて

 

 

  何が分かってないのかが先生に伝わってないから


 

   うまく回ってないんだ。

 

 

   だからそのことで間に助ける人が必要なんだ!!


 

   ほんとはこれをお母さんがやるのが

 

 

   一番いいのだけど


 

   現在出来なさそうだから、学校がわたしを雇ってるんだ。


 

   特別なことをしなくてもいいから、

 

 

    邪魔はしないでほしい!!」 



 

 

  そこまで私にまくし立てられてお母さんは


 

 「はーそういうことだったんですか。

 

 

  それならわかりました。

 

 

  どうもすみませんでした。」 と


 

 言ってくれましたが、



 

 現実的にこの子沢山のお母さんが

 

 

 、今からあれするこれするが難しいので


 

 とりあえず


 

 「家庭に韓国語カードを貼り付けてもらう」


 

  (台所とか、居間とか、 冷蔵庫とか、、、

 

 

   子供たちが生活で韓国語を使ってないので

  

  良くわかってない。 学校で子供たちとつくって家庭に送る)



 

 「学校でいろいろ神経を使ってて

 

  

  大変だということを、理解してあげて


 

  子供を十分に慰労してあげてほしい」 

 

 

   ということをお願いしました。



 

 

 

 また、これからも未就学児が4人いるのなら


 

 今からでも、その生後二ヶ月の子からでも


 

 「本の読み聞かせ」

 

 

 でも何でもはじめたらいいという話もしました。

 


 

 そうすればお母さんも一緒に韓国語覚えられるし。



 

 どうせ教育、教育が

 

 

  いつまでもついて回る韓国で育てるのなら、


 

 子供を賢く育てたほうがぜんぜんいいよ!と


 

 いう話をしました。

 

 


 

 現実的にこのお母さんが

 

 

 そこまではできるかどうかはわかりません。


 

 なにしろ赤ちゃんたちが順番に夜泣きするそうですから。 



 

 でもそうしていけば、

 

 

 多分下の子供たちのことに関しては


 

 ほんとに教育が楽になると思いますが。



 

 

  ということを、電話で、

 

 

 そして授業後にお母さんに直にあって話しているうちに


 

 どんどん時間が経ってしまい、子供の帰宅時間までに


 

  いそいで家に帰ろうとした私は


 

  ついうっかり信号無視をしてしまい、

 

 

 たまたまそこにパトカーが居合わせたもので


 

 違反切符を切られ、、、、

 

 

  6万Wなり  ということになってしまいました。


 

      ああー!!!  わたしのばかあ         

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