こんなこと、あんなこと

オリ二チベの発表会2011.11.27

백강 문정사랑 2013. 9. 11. 10:10

えみこです。


 我が家の末っ子はオリニチベに通う未就学児ですが


 彼の通う園が、一年に一度力を込めて盛大に行う行事があります。


 

 踊りと歌の発表会なのですが


 これにかける園の意気込みがもうすでに


 日本の幼稚園、保育園とは違うと思います。




 先週、三回ほど、お知らせ通知をもらいました。



その中には、


 「父兄のみなさんは、応援用のプラカードを作って参席なさってください」だの


 「子供さんが舞台で綺麗に映えるように、メイクアップを施して送ってください」


 などの父兄へのお願いが。



 「うちの子を特別目立たせるのは悪いことではない!」という


 韓国人の積極的姿勢が出ていますね。



  



 


 

 大きなホールはその日貸切



  入り口はこうやってすでに飾られてて。


  

 ホールの前には、花束やキャンディを売るおじさん



 


 かなり立派なホールです。


 

 事前に家庭に発表会のパンフが送られてきたますが

 

 このパンフの右上に数字が書かれてます


 

わたしのは505番


 おお!ゴーゴーですね!



   これは抽選番号


 舞台の端に設置された司会者演台の前に


 用意された父兄用のプレゼント


  


 こういう行事には、イベント会社が用意した司会者が


 くることも多いのですが


 うちの息子の通う園には常任の体育指導の先生がいて


 その方が、司会担当


 



 全幼児の名前と性格を熟知している方です。



 父兄を舞台でイキナリ踊らせたり、歌わせたり


 寒い冗談を言ったりしないところが、実に良くて


 アマチュアならではのさわやかな司会でした。



 

舞台の一番前は座れないように、注意書きが。


 先生が客席の一番前で子供たちと一緒に踊るため


 場所を空けておかないといけないからです。



  


 こんな感じ。



 

会場には、先生が事前に準備した、応援ボードが。


 園児たちの名前と、応援メッセージが所狭しと書き込まれています。


 幼児教育に関わる先生は、ほんとに大変だ、、、



 


 うちの子は「パランパン」 つまり青組さんです。


 紫組、 黄色組、赤組、緑組、桃組、緑組、


 ここは0歳児から預かっているので学年が7つあります。



  韓国の保育園の組の名前としては、一般的な分け方だと思います。


 あと、象組、とかうさぎ組とか、ヒヨコ組とか、動物の名前を名称にしてあるところも




 

毎年違った韓服で女優のように登場して、


 挨拶する美人園長先生。


 「幼児教育こそが、一生の教育の根幹です!」がこの方の口癖。


 いつもやる気満々の先生です。



 

演技が始まる前に、司会者の先生が


 「拍手が一番大きい方にプレゼントを差し上げます!」 と言って

 

 一番目についたアッパを舞台に上げて、プレゼントを渡す。



 プレゼントは抽選だけではなく、

 

 こうして合間、合間にも


 「一番応援プラカードが目につく方!」とか


 

 

 

  (この日少し寒くなり始めてたせいか、オンマたちのブーツ着用率が高かった。)



 


 これは遠くから来た人。


 ソウルから来た人、テグから来た人


 釜山から来た人。

 

 みんな


 「親戚の子の発表会を見るために駆けつけましたー!!」と、 す、すごい!

 

 ほんまか?


 

 

 このオンマは抽選でプレゼントが、あたった方です。



 下の子供さんをおんぶして出てきました。


 今では韓国人女性でもあまり使わなくなってきた(使えなくなってきた)

 

 おんぶ紐の『ポテギ」を上手に巻いて、赤ちゃんをおんぶしてたので


 写真にとりました。


  


 赤ちゃん、落ちそうなのに絶対落ちない。


 なぜでしょう? 私は今でも出来ません。 



 うう!アップする写真が多すぎる! いったん書き留めて


 オリニチベの発表会(2)に書きます。

 

引き続き「オリニチベの発表会」風景をアップしていきます。



 以前はこの形の発表会は年明けにやることが多かったと


 記憶しているのですが、最近はこうして年末近くにやる園が多いようです。


 他の地域のことは分かりませんが。



さてさて始まります。


 来年一年生に上がる卒園予定のクラスの出し物が一番多くなるのが常です。


 そのクラスだけ、男子と女子に分けたりもして

 

 父兄に「年長さん」!をアピールします。


 


 男の子たちだけの「ナンタステージ」で幕が開きます。



 一番小さいクラスの子たちなんかは


 もう、舞台に上がって立っていること自体が出し物のようです。


  

 左から三番目の彼の足の位置に注目! なぜか女性らしい(^O^)


 この多様な衣装を管理しながら


 着せたり脱がしたりする先生たち裏方さんの苦労は一体!


 


  

すごい衣装でしょう?


すべてレンタルです。


各家庭子供一人あたり 3,4千円くらい負担します。


 子供三人送ってるオンマだと×3ですね、、、

 

 

 これは英語劇



 私の前のハルモ二の横には赤いバラの花束が。


 お孫さんの応援ですね。

 

 

 

 おお、これは!、最初AKB48か、ナルトかしらと思いましたが

 

 普通にダンスでした。



 


  お猿さんの衣装です。



 

 

 クリスマスソングでした。


 

 これは 韓服のアレンジですね


 今風のトロット(演歌)にあわせて。



 

  


 これは「テッシィー」にあわせたダンス


  バラードから始まって、アップテンポに。



 最後の演目は


 卒業クラスの女の子だけでバレエ


  音楽は「レナファンタジー」


 

  

 

 すべての演目が終わると

 

 園児と先生たちが舞台にそろってご挨拶


 みんなで合唱です


 曲は東方神起の「風船」


  


 

 2時間半くらいの舞台だったのですが

 

 私はうちのスンギくんの踊りを見ながらも


 頭はうちの息子よりも、裏方のの先生の大変さにばっかり心奪われていました。



 舞台の上で、太鼓のばちを飛ばしてなくす子


 帽子を舞台に置き忘れて退場した子。


 配列を間違えて、踊れなくなった子。


 途中で、なにを思ったか舞台から降りてしまった子などもいて


 「わたしがここの教師だったら今日だけで3キロ痩せられそうだ。。」と


 思いました。



 ともかく、先生たちの頑張りがあってこその舞台で


 約二か月、この子たちをしっかり指導してくださった先生たちに感動しました。


 夫も私と似たようなことを思ったそうで


 出口で挨拶に出てくれた園長先生にそのことを伝え


 二人で頭を下げました。


 

 うちのスンギくんも「よくがんばったね」なのですが、


 まあ、それはそれで。


 指導者がいるからこそ何かを学べるわけですから。



 とにかく園にとっては、一年で一番大事な日のうちの一つだったと思います。


 

 来週、園長先生になにかおいしいものを持って


 挨拶に行こうかなと思ってます。